高周波用ダミーロード

question:1156508913

ダミーロードを自作したいと思います。
100Wの送信機に取り付けできる、ダミーの
製作方法を教えて下さい。

http://q.hatena.ne.jp/1156508913#a594653

自作するときは、500Ω10Wのセメント抵抗を10本パラレルに接続して等価的に50Ω100Wを作ります。

セメント抵抗は駄目でしょ、セメント抵抗は。
大抵のセメント抵抗器の中身は巻線抵抗器だから高周波的にダメダメ。
そんなのを使うくらいなら100Wの白熱電球を2個パラにつないで使った方がはるかにマシ。光るので実用的だし、昔は定番でした。

使用周波数がHF帯(〜30MHz)くらいまでなら5W以上の金属皮膜抵抗か酸化金属皮膜抵抗を20本〜50本くらい並列に束ねても作れます。缶詰の蓋みたいな金属の円盤二枚を用意して一枚にはM型コネクタを中心に取り付け、円盤のフチに等間隔に印をつけて抵抗をハンダ付け。中心にワイヤを通すのを忘れないように。ちょっと100Wくらいのを作るには辛いかも。

それから100Wのダミーに100Wの抵抗器を使うのは条件によっては正解ではない。100Wの抵抗器に100W入れて使えるのは抵抗器の温度を25度に保てる時だけ。温度が上がれば電力は下げて使わないと駄目。ディレーテイングの概念が回答に皆無なのはなぜ?
逆にオイルに浸けると抵抗器の耐電力以上の電力を食わせることも可能。
オイルの量を充分に使えば5倍くらいまでは持つ。そのときは油温に注意。シビアなことを言わなければオイルは特殊なものでなくてもサラダオイルで充分。高温になっても蒸発しにくければOK。むしろ得体の知れないオイルよりは健康のためにいいと思う。